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「それが、ど~した?」も、子供にとっては宝物の経験です。

秋分の日
お墓参りの後
足を伸ばして
ならまちへ 行きました。

こちらでも「時の花」が
秋を忘れず咲いていました。

日本の和歌で、「花」といえば「さくら」に
限定されるのは、古今集以後のこと。
万葉の歌で、最もたくさん歌われている花は

なのですよ。草かんむりに「秋」と書くほど
秋の花の代表です。

ところで、秋の七草ご存じですか

「それが、ど~した?」も、子供にとっては宝物の経験です。_e0365999_22244260.jpg
春の七草ほど有名ではありませんが
万葉集では、山上憶良(やまのうえのおくら)が
7つ、あげています。

秋の野に 咲きたる花を 指折(およびお)り
かき数ふれば 七種(ななくさ)の花

(万葉集1537番歌:山上憶良)

秋の野原に咲いている花を 指おりしながら
書きあつめて数えてみれば、おやおや、七種類あるじゃないか!

いよいよ、発表します!
次の歌。

萩の花 尾花(おばな) 葛花(くずばな)
撫子(なでしこ)が花
女郎花(おみなえし)藤袴(ふじばかま)
朝がおの花
(万葉集:1538番歌)

今の名前で呼ぶと
萩・すすき・葛・なでしこ・おみなえし
藤袴・ききょう

うーん。春の七草より
ちょっと覚えにくいなあ。
な・の・で

おすきな ふく(服)は?
と覚えるそうですよ。

・みなえし
・すき
・きょう
・でしこ
・じばかま
・ず
・ぎ


東大寺から、少し南に歩いて
世界遺産「元興寺」周辺が
「ならまち」です。
風情のある街並みが大好き。

「やってみた~い!」と
小さい万葉人が足を止めたのが
こちら。
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飴細工(あめざいく)。
3年前に お友達家族と来たときは
ウサギを作ったのだとか。

へ~、すっかり忘れていました。

「それが、ど~した?」も、子供にとっては宝物の経験です。_e0365999_22234894.jpg
わずか5分ほどで
白鳥完成。

一応、手は消毒してあるとはいうものの
「どーなん?」
と、大人は思ってしまうかもしれませんが

おいし~と
惜しげもなくぺろぺろ舐める
小6女子。

飴細工のおじさんも
「白鳥つくって、その場でなめるなんてな
たぶん、一生で一回しかせえへんで」と
始終ご機嫌に教えてくださいました。

「それが、ど~した?」
こういう経験も
大切にしながら
「期間限定」の子育てを
じっくり味わうのに
秋はぴったりの季節ですね。




Commented by nayacafe-2950 at 2017-09-26 06:58
「それが、どうした~!?」が多すぎる人生!はどうなん!!と自分を振り返る昨今でございまする。
「これで、いいじゃん」・・・?????
Commented by kokugomirai at 2017-09-26 22:39
あはは〜。「それが、どーした」大賛成よ。いいんです、いいんです。素敵な「こだわり」大好き!
また、いっぱい「それが、どーした」集めよう!
by kokugomirai | 2017-09-24 23:12 | 国語未来塾 | Comments(2)