2017年 05月 23日 ( 1 )

歳時記と親しむ 

春一番・野分・菜種梅雨・小春日和・麦秋
この五つの言葉を、季節の順に、 並べ替えましょう。

2014年の灘中の入試問題です。
言わずと知れた 関西一の難関校ですが、歳時記を問う問題は 頻出事項。
かなり、玄人好みの出題です。

まずは、「春一番」…立春を過ぎて、その年初めて吹く、強い南風のこと。
次が「菜種梅雨(なたねづゆ)菜の花の咲くころに降る 長雨。3月終わり~4月ごろです。
そして「麦秋(ばくしゅう」…黄金色に麦畑が揺れるころ。ちょうど今頃ですね。
次が「野分(のわき)」…秋の初めに吹く 激しい風。野の草を分けて吹き通る風。実は台風です。
最後が「小春日和(こはるびより)」…初冬のころ。春のように暖かい晴天の日。

「春一番」は、よく耳にすると思いますが、「菜種梅雨」は6月の梅雨の時期ではなく
「梅雨のように…」降るということ。「麦秋」も季節の「秋」ではなく、この場合は「秋=実る」です。
「野分」は、源氏物語の(第二八帖の帖名)場面が思い浮かべば、台風だとわかりますね。

なあんて、さらっと 書きましたが、俳句をひねる方以外
大人は 長い人生のどこかで 耳にしたかなあ~という くらいでしょうか。

最近の中学受験を見ていると、「記憶力」が試されるというレベルを超えていると思います。
「記憶力」だけでは、到底 太刀打ちできないような問題が多いからです。
では、何を見ているのか。
それは、「生活力」だと思うのです。
日々の生活の中で 何に気づき、何を感じ、どう行動しているのか。

こうした歳時記の珠玉の言葉を 中学受験生の苦痛の暗記教科にするのは
なんとも モッタイナイ!

案外、ラジオがおすすめです。ラジオのアナウンサーさんは かなり歳時記に焦点をあて
お話なさることが多いからです。テレビのつけっぱなしもいいですが
たまには、ラジオからの言葉に集中するのも 脳トレになります。

国語未来塾を ささやかに始めたのが
2010年 弥生のこと。
『どんぐりコース』で、コロコロ 元気に学んでいた
ちっちゃなどんぐりさんの中の 一粒くんが、今年 中学受験!
私も一緒に 受験問題に挑戦しています。

国語未来塾では、何より「季節感」を大切に 題材にしてきました。
「旬のことば」をどんどん紡いで いきましょうね。
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窓の向こうのミモザも、花が終わり
たわわに 豆のような「実」をつけています。
ミモザの実、ご存じでしたか?




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by kokugomirai | 2017-05-23 22:18 | 国語未来塾 | Comments(0)