今学期も 水曜日は 多国籍の留学生と日本語を勉強しています。
マレーシア・ベトナム・台湾・アメリカ・イギリス・ドイツ・スペイン
韓国・中国の計10名。このクラスは500時間勉強してきた上級クラスです。

春学期15回の授業で、4つのトピックを扱います。
今のトピックは「ことば」。
前回は「1リットルの涙」というDVDをみて
その中に使われる「ことわざ・慣用句」や「若者言葉」を とりあげました。

毎回、その日にならったことについて、レポートを書いてもらいます。

●お調子者の、韓国キム君。
*確かに 以前よりよく聞きとれます。教科書には無い言葉とか、ことわざを
教えてもらったからだと思います。でも、初めてドラマを見たときは、
思ったより、何もわからなかったので 自分にがっかりしました。・・・
しかし、話さなければ自分のモノにできません。今から 
腹をくくります。
…先生の顔をたてるためには、一生懸命しなくてはいけません。

腹をくくる、顔を立てる・・・など、習った慣用句を一生懸命使っています。
ヨシヨシ!

●日本のアニメ大好き!の台湾からの今日子さん(ニックネームは、日本名にしています)
*今日の授業は、とても実用性がある。たくさん若者言葉と ことわざを知れば
日本人と話すとき、一言でいいたいことをうまく伝えられる。
…ところで、「ことわざを教えてください」と聞くことは、日本人と会話するときのいいテーマだ

授業で若者言葉を勉強すれば、もっと日本の若者となかよく、友達になりやすい。
もっと、若者言葉を使いたい。

上級レベルになると、教科書で習った言葉を日本人(特に若者)は使わないことに気づき
始めます。「~なければなりません」は「~なきゃ・なくちゃ」ですものね。

●スペイン育ちのマリアさんは お父さんが日本人。でも、スペインでは
全く日本語を話さなかったそうです。漢字が大の苦手ですが、頑張っています。
*大阪の若者たちが 使う言葉を習った後に、ビデオの若者の言葉を習えたのは
すごくいいと思いました。ビデオの若者言葉は、まだ少し、家族の間で聞いたことがあるので
習うのがすごく楽しかったです。・・・この若者言葉は 大切だと思います。
日本語で日常会話をスムーズにできるレベルになると、若い人と話すときに
若者言葉を知らないと しんみつな会話はしにくいです。
・・・
特に この授業でうれしかったのは『一石二鳥』という ことわざを習ったことです
一石二鳥は、スペイン語でも、英語でもあることわざで、どのくらいヨーロッパと
日本がはなれていても、おなじことわざがあるのに 私はおどろきました。


日本の子供たちに 「ことわざ」を教えるときとは、また違う「意味」があります。
どんなにはなれていても、国や言葉がちがっても、「同じ」人間が感じる「心」は同じ。
それが「ことわざ」というツールを通して伝わったんだなあと。

先生は、生徒さんから教えてもらうことも たっくさんあります。
だ・か・ら 大好きな仕事です。

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キャンパスは すっかり葉桜になりました。

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by kokugomirai | 2017-05-24 22:53 | 外国語としての日本語 | Comments(0)