第四月曜日の午前中は
淑女のための 言の葉結び
国語未来塾のママたちが お集まりです。

水無月の二十四節気
夏至(げし)【6月21日】から
小暑(しょうしょ)【7月7日】までの
15日間を
今回は、さらに 3つの時候に分ける
「七十二侯」をご紹介します

乃東枯(なつかれくさ・かるる)
菖蒲華  (あやめ・はなさく)
半夏生  (はんげ・しょうず)

3つ目末侯の「はんげしょう」は
お耳及びの方も多いもの
半夏」という「カラスビシャク」や
「方白草(かたしろそう)」
まれるころ
と名付けられた5日間です。

「半夏半作」という言葉もあり
「半夏生」以降に稲を植えても
半分しか収穫がない
つまり
「半夏生」のころまでに
田植えは済んでいるはず。
なので
「半夏生」の5日間は
農作業はしない…お休み…
という農習慣もあるようです。

代掻きも、田植えも
すべて手作業のころは
かなりの重労働が続いていましたから
ここらで一休み・・・
というところでしょうか。

「『半夏生』はデパートでよく見かける言葉でした。」
と淑女たち。

ちょうど、梅雨空け間近の
7月2日ごろ。
お中元のシーズンに地下街を賑わします。
関西ではこの日、「タコ」を食べる習慣があり
(稲の根が 大地にタコの足のように 
しっかり 根付くように・・・)
「たこ」に「多幸」をかけているとも。

福井では、「さば」
香川では、「うどん」…
地域によって、半夏生にいただくものは
異なるようですね。

七十二侯は 二十四節気よりも
期間が短く(5日毎)
旬の植物・動物の動きを 表すものが多いので
身近に感じやすいものです。

淑女と「旬」
そこに「季語」「季節の歌」を
とり合わせてみるのは 
いかがでしょう。

今日の お題の一つ
 「さくらんぼ」

高浜虚子(たかはまきょし)という歌人は
あっち、こっちむいた 
くらんぼの茎に
注目します。
e0365999_21535989.jpg
「茎 右往左往 菓子器の さくらんぼ」

あっちこっち向いた「茎」を「右往左往」していると
表現するかわいらしさと 軽やかさ。

前半を 全て漢字で書ききる字形のリズムと
ひらがなの「さくらんぼ」のやわらかさ。
まるで
文字だけみても、絵が浮かぶようです。

「高浜虚子の生家は うちのご近所です」とは
さすが、芦屋マダム。
「こんな 素敵な句を詠まれているなんて
全然知りませんでした(笑)」

e0365999_21212778.jpg
淑女にぴったりの 
チェリーのお茶をいただきながら
もう少し
旬の言の葉結び
いたしましょう。

(つづく)


[PR]
by kokugomirai | 2017-06-26 22:13 | 国語未来塾 | Comments(0)