久々に
どっぷり万葉のお話をして
たっぷり万葉の歌を
2時間歌ってきました。

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2000年の11月に詠い始めた
万葉ライブ&トーク
今日が493回目でした。

ピアノ
琵琶
バイオリン
いろんな方とご縁をいただいて
コンサートも楽しんでいますが

今回は
トークとアカペラ万葉♪

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2時間たっぷり
万葉時代の「男女」をテーマに
お話&歌いましたよ~。

同じ「君が行く~」から始まる
2首。
どちらも、愛する人が
長い旅路に出て行く時の歌

一方は 遣新羅使人として船出する夫に対し、
『君が行く 海辺の宿に霧たたば
吾が立ち嘆く 息と知りませ』(3580番歌)

(あなたが行く海辺の宿で霧が立ったなら
それは、あなたを思って嘆いている私の息なのです)

自分の吐く嘆きの息で せめて夫を包み込もうと。

もう一人は狭野茅上娘子(さののちがみおとめ)
愛する中臣宅守(なかとみのやかもり)が
流罪で福井県に配流されてしまいます。
『君が行く 道の長手を 繰(く)り畳ね
焼き滅ぼさむ 天の火もがも』(3724番歌)

(あなたが行く 長い道のりを繰糸のように
手繰り寄せ、折りたたんで一気に焼き滅ぼしてしまう
天からの炎を手に入れたいものだわ!)

すさまじい情熱で やけどしてしまいそうな
熱い恋。

万葉時代も
人の数・歌の数だけ 恋模様があります。
遣新羅使人の夫は
「あの娘の嘆きの霧の息に 
飽きるほど抱かれていたい~」と応え

中臣宅守さんは
「塵泥(ちりひじ)のようにつまらない自分なのに
こんなに慕ってくれているあの娘が恋しくてならない」
と、とるに足らない自分と小さく歌いつつ(笑)も、
娘子(おとめ)さんへの愛を誠実に歌います。

対照的な男女のペア
どちらがお好きですかと
会場の方々にお聞きすると
「遣新羅使人ペア」のほうが
若干人気が高かったです。

どちらも
相手を大切に思う心に
溢れています。

そのあとは
*一張羅をきて秋野にでかける
紳士淑女たち
*雨が降らないかな~それを口実に
あの子の家に入れてもらえるのに
*連倉山(なみくらやま)に雲がかかったわ
雨になる前にお帰りになってね~あなた。と歌う新妻
*年若い男性からの求婚を 余裕でかわす熟女
などなど、いろんな恋模様を織り交ぜて

最後は やはりこの歌で
『難波人(なにわひと)葦火(あしひ)焚く屋の
煤(す)してあれど
己妻(おのがつま)こそ 常めずらしき』(2615番歌)

(難波の人が名産の葦を長年焚いてきた部屋の屋根のように
すこ~し すすけてきたけれど
やっぱり うちの母ちゃんは いついつまで 可愛いやつだよ)
上の句で落とした分だけ
下の句の深く暖かい愛情が心に響きます。

万葉を歌った後は
いつも 心がまあるくなって
自然と笑顔がこぼれます。 

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日頃、子供たちにはあまり歌わない
男女の恋
思春期の高学年さんたちには
そろそろ教えてあげてもいいなあと
思いつつ
家路につきました。


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by kokugomirai | 2017-09-15 23:42 | 万葉ライブ&トーク | Comments(0)

毎月第1日曜日 近くの
弓弦羽(ゆづるは)神社さんで
万葉ライブ&トークを
楽しんでいます。

毎月1回*岡山と、神戸の定例ライブの他に
ビジネスマン・神主さん・子育て中のママさんまで
歌い続けて 17年 
487回目になりました。

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大学・大学院と学んだ 
万葉集
こんなに息の長~い お付き合いができるとは…

7・8月は、防人の歌 をテーマに
ライブ&トーク。
ちょっと キナ臭い昨今だからこそ
「 自分以外の意志で
自分の人生・命が決められてしまう時代は
断固反対!
万葉集編者の一人の大伴家持さんも
声を大にして、「防人・その家族の立場」の長歌を3つも作り
防人の歌も 98首も万葉集に採用しています。

「防人に 行くは 誰(た)が背(せ)?」と
問う人を 見るが羨(とも)しさ
もの思(も)いもせず」

(4425番歌:詠み人知らず/防人詩)
「防人に、今年行くのは。だれ?」などと
気がるに問う人を、みているだけでも
うらやましくてならない。な~んのモノ思いもしないで…」


そのあと、「あなたにとって しあわせって なに?」と
やさしく 問いかけられた
「ブータン展」へ
行ってきました。

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(この続きは、また次回…)




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by kokugomirai | 2017-09-03 19:52 | 万葉ライブ&トーク | Comments(0)

9月に入り
ようやく 止まっていた
もう二つの時計が
回り出しました。

ひとつは、研究論文。
日本語教師として
大学で行っている授業をもとに
同僚の先生と1年越しのプログラム
再開です。

頭の中は、夏休みの間中
『読書感想文』でしたので
『学術論文用語』が
脳に届くまで、
しばし時間がかかりそうです(笑)

もう一つの時計は
『万葉集』
こちらは、8月はお休みしていた
ライブ&トークの再開です。

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長月のテーマは
まさに
「行き会い」
季節と、季節が行きあう頃
万葉時代も「早稲」を刈り
風祭りをしていたことでしょう。

合い間に 
万葉ファミリーと 買い物に行ったり
夏休みの国語未来塾のお振替があったり

やっと続きができあがったのは 深夜でした。

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毎月*第一日曜日 は
近くの弓弦羽(ゆづるは)神社
ライブ&トーク。

万葉母さんにもどる 至福の時間です。
いつでも、お気軽にお越しくださいね。




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by kokugomirai | 2017-09-02 22:50 | 徒然なるままに | Comments(0)


4月4日は 二十四節気の清明。
空気も清く、明るく澄み渡り
春の気の満ちる頃。
台湾では、この日は祝日で、お墓のまえで
お弁当をいただき ご先祖様に ご挨拶する日です。
お花も満開。神戸も、桜の開花宣言がありました。

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こんな珍しい椿

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鈴なりの 馬酔木

先週の日曜日、2日は 岡山万葉ライブ
特別編~お雛祭りと桜万葉の会でした。
岡山市の東、瀬戸町の旧家にて たくさんの花々が
万葉人を迎えてくれました。

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裏口だって、すてきです!

冬の間は、じ~と がまん・がまん。

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ひろなちゃんの 粘土作品さんのように 
今年も同じように、一斉に花開くのは なあぜ?

それは、ね。去年のお花見のとき
「あなた」に一目ぼれしたんだって!


去年(こぞ)の春 逢へりし 君に 恋にてし
桜の花は 迎えけらしも~

(万葉集1430番歌 若宮魚麻呂(わかみやのあゆまろ)

あなたに恋した桜の花に 気づいていますか?


万葉ライブ&トーク
「万葉花咲く*日々真福(ひびまさきく)」
毎月 第2土曜日 
15:00~17:00
岡山禁酒会館 2F
2000 縁
http://ww61.tiki.ne.jp/~kinsyukaikan/
5月は13日(土)です
お気軽にお越しくださいね。
 


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by kokugomirai | 2017-04-05 15:22 | 万葉ライブ&トーク | Comments(0)

~万葉の白 その2~


ミモザが揺れて 話しかけてくれる朝。

日曜日も、ごきげんに 弓弦神社(ゆづるはじんじゃ)で
万葉を歌ってきました。


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羽生結弦(ゆづる)くんがお参りに来たことで、一躍有名になりました!

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今回のテーマは 万葉の「
「白色」は 万葉集では決して地味な色ではなく
気高く、けがれなく、そして 生命力あふれる色。
募る思いを 伝えるのにぴったの色なのです。

細領布(たくひれ)の鷺坂山の 白つつじ 我に染(にほ)はね
妹に示さむ

万葉集1694番 柿本人麻呂歌集
楮で作った、白いひれのように、白い鷺の名を持つ「鷺坂山」の白つつじよ!
なんて、美しいんだ。私に薫染しておくれよ、それを旅のしるし(おみやげ)にして
可愛い、かわいい妻に見せてやりたいので。。。

旅先で見つけた真っ白な、つつじ!
その美しさに、身も心も染めてほしいと願うのです。
なぜなら、家で待つ、かわいい妻にみせてやりたいから、、、、
こんなに愛し、愛される 万葉夫婦素敵ですね。

でも、お別れは、必ずきます。

福(さきわい)の いかなる人か 黒髪の白くなるまで
妹(いも)が声きく

(万葉集 1411番 詠み人知らず)
どれほど幸せな人なのでしょう、、、黒髪が白くなるまで
ずっと一緒にいられて、大事な妻の声が聞けるなんて・・・

これは、実は挽歌(亡くなった人をしのぶ歌)なのです

「白」は、まさに人生そのもの・・・・
色とりどりの「
七ツ谷ゆみさんの素敵なピアノに合わせて
お届けします。

3月12日(日) 14:00開演
2500縁(お飲み物付)
倉敷・夢空間「はしまや」
http://www.hashimaya.com/salon_hashimaya/
お申込み:はしまや(086-422-2564)







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by kokugomirai | 2017-03-06 09:13 | 万葉ライブ&トーク | Comments(0)

立春大吉!

立春大吉!

二十四節気では、
きょうから新しい一年が始まります。
「立春」の名の通り
うららかなお天気に誘われて
近くの岡本梅林公園までお散歩しました。

江戸時代は、『吉野の桜、岡本の梅』と
並び称されるほどだったとか。
地元の方々のお力で、年々整備されています。
まだまだ、3分咲きというところでしょうか。

海を見下ろす素敵な公園で、
神戸は海と山が近いなあと
改めて感じます。

先月の、万葉ライブのお題。

正月(むつき)立ち 春の来たらば かくしこそ
( )を招(お)きつつ たのしく 終えめ
(万葉集815番歌 大弐紀伊卿)

お正月になって、春が嬉しい宴会には
もちろん( )さんを主賓にお招きして
楽しくすごさなくては!

( )に入る主賓は、「」さん!
日本的なものに思われますが
万葉時代に 中国から輸入され
当時は、異国情緒溢れる花だったのです。

しかも、万葉時代の梅の花
主に何色だったと思われますか。

答えは、「白」!
雪の色を奪いて咲ける梅の花。。。とも
歌われているのです。

そこで 如月の万葉ライブのテーマは
「白」

*2月5日(日)10:00-12:00


神戸・弓弦羽神社(阪急御影駅、徒歩3分)

*2月月25日(土)15:00-17:00
岡山・禁酒会館(岡山シンフォニーホール東向かい)

*春風に乗って、軽やかにお出かけ下さ〜い🎶

万葉の白妙、たっぷりお届けします。
白雲、繭、白玉、馬酔木、白真弓…

3月12日は、
憧れのピアニスト七ツ谷ゆみさんとのコラボも決定!
倉敷のはしまやさんにて。
詳細は追って ご連絡致します。

ゆみさんの最新CDからも、たっぷり弾いてくださるそうです。
タイトルは、なんと
blanca(白)

ピアノと、万葉の白 の 妙なる調べ
おたのしみに。。。

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真福(まさきく)は
春の足音を聞きながら 万葉歌の海を漂う






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by kokugomirai | 2017-02-04 23:37 | 万葉ライブ&トーク | Comments(0)

1月7日(土)・七草

今日は七草。
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ベランダの青菜さんだけでは 七種類に チト足りないので
冷蔵庫の白菜と、ネギも入れて、美味しくできました。
今年は、お米から炊いたので
お塩だけでも十分美味しく、びっくりするくらいあま〜くできました。
たっぷりいただいて、お腹も心も満福・・・・マンプク!
明日の万葉ライブの準備を 万端整えています。

実は、国語未来塾主宰の私は、自称「万葉母さん」のとおり、
月に2回、神戸と、故郷の岡山で
万葉花咲く*日々真福」という万葉ライブ&トークを
お届けしています。
万葉母さんの大学・大学院の専攻は「万葉集」なんです。

「言葉」への思い入れ、
日本語教育、国語教育と関わることになった
いちばん深い根っこは、
きっと、『この「万葉集」から学んだことを、伝えたい!!』
だったと 思います。
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明日は、真福庵(まさきく庵)にて、新年会を兼ねた
歌い初めです。

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毎月、第1日曜10:00-12:00
近くの弓弦羽神社(ゆづるは神社:阪急御影駅徒歩3分)で
歌っています。
お気軽に、いらしてくださいね。

ライブにお集まりいただいた皆さんへのお年賀も
間に合いました!
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万葉ファミリー総出で 作った
2017年版、万葉カレンダーです。
こちらも、お楽しみに〜。





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by kokugomirai | 2017-01-07 23:39 | 万葉ライブ&トーク | Comments(0)