2017年 02月 07日
三十一字のパレット~思春期講座~
国語未来塾女子憧れの
中二のお姉ちゃんが来てくれています。
小4の時からですから、5年目のお付き合い。
物静かな、本大好きのKちゃん。
思春期真っ只中に ぜひ おすすめしたいのが
短歌です。
私「サラダ記念日知ってる?」
Kちゃん「?」
私「ぜひ、読んでみて!絶対読んでみて!」ということで
今回は、俵万智さんの作品鑑賞です。
いつもより 一分早く駅につく 一分君のこと考える
我という三百六十五面体ぶんぶん分裂して飛んでゆけ
「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ
シャンプーの香をほのぼのとたてながら微分積分子らは解きおり
親は子を育ててきたと言うけれど勝手に赤い畑のトマト
俵万智さんの「サラダ記念日」を初めて読んだ時の衝撃を思いだしつつ
時を超えて なおも変わらず 共感を呼ぶ言葉の力を感じています。
思春期の思い・悩みは無限大。
だからこそ 限られた三十一字に凝縮することで
無限の広がりを持つ世界を表せるのだと思います。
いつの日か、微笑みと共に思いだしてね。
by kokugomirai
| 2017-02-07 23:12
| 国語未来塾
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