今終わる 一つのこと。そして、はじまりへ…


毎年春休みには
私の敬愛してやまない、
元公立小学校の
ベテラン国語教師のN先生に
特別授業をしていただいています。

2010年3月の創立以来、
今年で8回目。

国語未来塾は、3月に小学校を卒業した
新中1さんが多いので
「卒業と入学」をテーマに
特別授業をお願いしました。

ひとつのこと
齋藤喜博
今 終わる ひとつのこと
今 越える 一つの山
風 渡る 草原
響きあう 心の歌
桑の海
光る雲
人は続き
道は続く
遠い道
はるかな道
明日登る山も 見定め
今 終わる ひとつのこと

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6年間、君たちは小学校に通ったね。
6年間は、2192日
6年間は、52584時間
分にすると
315万5040分
秒にすると
1億8930万2400秒

その時間をかけて、みんなは
どこが 変わった?
なにが できるようになった?

みんなを 大きくしてくれたものは なに?

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「人」にかっこがついている。
赤ちゃんは「ヒト」だけど、まだ「人」じゃないんだね。

「人」の間にいてこそ
「ヒト」は「人間」になるんだね。

*新見南吉「巨男の話」
お姫様は白鳥から元の「ヒト」に戻ったけれど
「巨男(おおおとこ)」は死んでしまった。
「巨男」は可哀想かな?
お姫様は、どっちが幸せだった?

*日本海軍の潜水艦伊12号
艦長:工藤兼男海軍大佐
「本船は貴船の美しさを葬るに忍びず。
安全なる航海を祈る」

(昭和19年12月)
戦時中にあっても、真の美を愛でる
気高い心を忘れずに…
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38年間、小学校の教師として勤め上げ
国語をこよなく愛する先生の
子供たちへの 渾身の授業。
選りすぐりの詩や、小説、短歌・・・
ぎっしり詰まった、120分の贈り物を
子供たちは 一人一人の胸に
しっかりと受け止めたことでしょう。

最後に、子供たちは
極上の『言葉のプレゼント』を
一人一人、いただきました。

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*三つの「い」で生きる
いさましく いきいきと いそがしく


*倒れないのが えらいのではない。
倒れるごとに 起き上がるのが えらいのである


*たんぽぽや 幾日踏まれて 今日の花

*嵐の前でも たじろがないのは
素直な うなずきである
(パール・バック)

*美しい姿は 美しい顔に勝り
美しい行いは 美しい姿に勝る。


*一を知って 二を知らぬなり 卒業す(高浜虚子)

*美しいものは目では見えない。
心でしか見えない。(
星の王子さま)

*君は君 我は我 されど 仲良き(武者小路実篤)


一枚ずつ、引いていったのですが
それぞれに ぴったりの言葉が 届きました。
最後に残った一枚を、私がいただきました。

小さな障害は 冗談とみなし
大きな障害は 勝利の予報である
(モンゴメリ)

「国語」が いかに「人」を育むか
「ことば」が いかに「人」の生きる支えになるか
心に染み入る時間をいただきました。

先生の「国語」のバトン
しっかりと 子供たちの未来へ
引き継ぎます。

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by kokugomirai | 2018-04-05 23:31 | 国語未来塾*作文コース | Comments(0)